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サステナブルな建物と諏訪信仰③


長野県茅野市宮川の神長官守矢資料館を訪れた2人と2匹。
この日は雪が降った翌日、2月1日(金)でした。


 



藤森照信氏の建築物を見学する前に、資料館を見学していました。
館内では係の方が説明をしてくれるのですが、中々にマニアック。








これは御頭祭の再現展示で、現在も続く諏訪大社上社の神事です。
狩猟や五穀豊穣への願いと感謝を込めて行われるのですが、
これがかなり違和感があります。






75頭の鹿や猪が捧げられ、中には





耳裂けの牡鹿がいたといわれます。ここが違和感。鹿島神宮や厳島神社
などでは鹿は神獣とされているのに、諏訪大社では贄とされている。

それから、五穀豊穣を願う神事は数あれど、四足動物を捧げる神事は
日本には中々無い。






守谷家敷地内にある御社宮司(ミシャグジ)総社。

諏訪の信仰の話にはこのミシャグジ神と守谷氏、洩矢神と建御名方神の名前が
どの話にも多く出てきます。

ただ、神話だけに微妙に話が違っていたりします。
 

古事記では、出雲の国譲りに敗れて、建御雷神に追われ諏訪に逃れた
建御名方神ですが、諏訪には建御名方以前に洩矢神がいらしたとされてます。
建御名方神が諏訪に来たときに洩矢神と争いになりましたが洩矢神が下り、
建御名方神と共に国造りをすることになります。
諏訪大社の神長官の守矢氏が洩矢神子孫と言われています。

ミシャグジ神をお守りしていた狩猟民族の洩矢神と、出雲からやってきた
農耕民族の建御名方神。狩猟と農耕が共存していた地ということになります。

後に諏訪明神と洩矢神のそれぞれの子孫が大祝・諏訪家、神長官・守矢家として
至るというわけです。

神長官は筆頭神官であり祭祀を司っていたため御頭祭のような狩猟の神事が
続いていたのではないかと思います。


ただ、色々な話があり洩矢神とミシャグジ神が同一であったり、守矢家は 
洩矢神の末裔ではないとか、様々な言い伝えや見解があるようです。
建御名方神にいたっては、国譲りに敗れ御建雷神に追われたという話は、
日本書記には無く、古事記にも出雲の大国主神の系譜に建御名方神の名は無い。


それから興味深いのはユダヤ教との関わり。
ユダヤ教でもモリヤという地で子を贄にし、羊を75頭捧げるという儀式があ
ったらしい。
諏訪の御頭祭も子を贄にし、75頭の鹿や猪を捧げた神事は守屋山を御祭神とした
諏訪大社で行われている。

非常に興味深いです。



いずれにしても、諏訪大社の信仰は奥深く、また自然に溶け込んでいます。






機会があれば再訪し、洩矢神社や藤島神社も参拝してみたいです。



神長官守矢資料館
■住所:長野県茅野市宮川389-1
■TEL:0266-73-7567
■休館日:月曜日、12/29~1/3
■開館時間:9:00~16:30
■入館料:大人100円
















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