


子供の頃によく食べた食品。
はばのり
よく食べたというより、海苔といえばはばのりだった。
黒くて穴の空いていない海苔を知ったのはずっと後になってから。
今日もはば?
と、よく聞いていた。どこの家でも、岩についたはばを干潮時にむしり、
外した網戸の上で薄く四角に成形して干していた。
干したはばをストーブの上で炙り、ご飯の上に揉みかけて、醤油をかけて
食べるのが基本ですが、磯の香りが強いので苦手な人もいるでしょう。
私はその土地の地元民でしたが、東京などから引っ越してくる人たち
とは貧富の差が激しかった。
同じ学校に通う小学生でも生活が違ったし、着ているものも違った。
中学に上がるときに半分位が私立中学へ行ってしまう。
そういう土地でした。
貧しく飢えていた子供達で海に入って魚や貝を獲って焼いて食べ、
池でザリガニを捕まえては焼いて食べていた。
山に入ってムカゴを拾い、自然薯を掘ったりもした。
成長してから知ったといえば、やはりベーコン。
子供の頃のベーコンは

鯨ベーコン。
豚のベーコンを一般的にベーコンと呼ぶ事を知ったのは中学生の頃
だと思います。
それまでは毎日のように鯨肉を食べていました。今ではなかなか手に
入らなくなってしまいましたけど。
はばのりも同じく稀少品。
昨年末に近所の人にはばのりをいただいたので、嫁の実家へ持っていき

蕎麦にかけてみました。
右は普通の海苔。左がはばのりです。
私は大好きですが、実家の方々には不評でした。
やはりクセがスゴいんじゃね。
是非も無し。
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